論文

先日書いたけれど、私は、ここではあまり
チャットをしたことが無い。

しかし、某所でチャットというものに夢中になってた時期もある。
最近ではHP熱中時代なのでチャットとも
疎遠になりつつありますが。

それにしてもチャットをしていると、いろんな人が居るもので。
良い人もたくさん居れば、悪い人もたくさん居る。


ある日、こんなことがあった。

私はチャットルームにひとりぼっちで居た。

そこへ、殿方が現れた。

彼は入ってくるなり、
バカのひとつ覚えのごとく、

「会おうよ、会おうよ。」と連発。

お互いどこに住んでるかの自己紹介も、
まだ済んでいないのに、彼は大暴走。

私は、会う気なんてない旨、
しっかり伝えた。
私は楽しくチャットを、会話を楽しみたいだけ
なのだから。

ところが彼は自慢まで、おっぱじめた。

「俺、すごい外車に乗ってるんだ。
 迎えに行くよ、どこへでも。」

外車?だからどうした。くだらねぇ。
そんなもんで迎えにきてくれるより、
マンガの1冊でも買ってくれた方が
ありがたい。

「あの、私北海道に住んでるんですけど。
 それでも迎えに来てくれるわけ?
 そのご立派な外車で。」

と、言ってみた。

案の定、彼は道産子ではない様子。

そして、彼は激怒した。

「じゃあ、気もたせんじゃねぇよ。」

気・・・?もたす・・・?そんなはずはない。
私は、はっきりと、会う気はないし、会話を楽しみたいと伝えたはずだ。
私に落ち度があるとすれば、
「そのご立派な外車で。」と、彼を挑発したくらい。

でも、私は平和主義。
納得はいかなかったけど、
「あー、ごめんなさい。」
と発言した。

続いて、彼は、謝る私に対して
「このヤリマン!」と言い放ち、
すかさず落ちた。



ヤリマン・・・?



Y・A・R・I・M・A・N・・・?


まったく身に覚えが無いうえに、
ずいぶんと理不尽な発言。
ついでに言い逃げかよ、おい。


私は、その日はチャットをする気が失せ、
ただひたすらに考えた。


「そもそも、ヤリマンとは何か。」

その日の私の議題はこれに決定した。

まず、ヤリマンという言葉を
「ヤリ」と「マン」に分けた。

いくらなんでも、私にも「マン」の意味は
わかる。

しかしここは、アダルトサイトではないし、
小さなお子様だって見てるかもしれない。

私だって、これでもいちおう母親であるゆえ、教育上良くないものは避けたい。

従って今回、ここでその意味を言うのは、気が引けるのであえて省略。

とりあえず、その日その時、私は「マン」の方は楽々クリアした。


さて次が難題、「ヤリ」の方。

「ヤリ」って何?
「やり過ぎ」?
「やり放題」?
「やりっぱなし」?
「やりきれない」?
「やり直し」?
「やりくり」?
「やりとり」?
「やり投げ」?

片っ端から「ヤリ」のつく言葉を思い浮かべた。

「やり投げ」が妙に気に入った。

そして、重要なことに私は気付いた。

もしかしたら、「マン」の方も、今まで私が思っていた意味とは違うのかもしれない。


よし、今度は「マン」のつく言葉を思い浮かべて、先ほど、気に入った「やり投げ」と合わせてみよう。

「マントヒヒ」
「漫談」
「満塁」
「万札」
「卍」←これは意外といい感じだけど、
しっくりこない。
「マンツーマン」
    ・
    ・
    ・


ダメだ。どれも違う。
「やり投げ」とあわせたときのインパクトに
欠ける。
せっかくの「やり投げ」という素敵な言葉が死んでしまう。

もう、限界だろうか・・・。
思いつかない・・・。

そんな時、私の頭の中で、絡まっていた糸がすーっと解けていく感じがした。


「マン」は「マン」でいいんじゃね!?


「スーパーマン」とか「スパイダーマン」とか、「ウルトラマン」とかの、「マン」!

「やり投げマン」 美しい・・・。
これぞ芸術。

「シンプル イズ ベスト」という言葉があるが、まったくその通り。
この言葉を考えた人はうまいこと言ったもんだ。

答えは出た。
私は「やり投げマン」なのだ。
(さっきのチャット相手に言わせると)

ヤリを華麗に操ることができる
「やり投げマン」
果てしなく遠くへヤリを飛ばすことができる「やり投げマン」
オリンピック公式競技でもあるやり投げで
メダルを狙える「やり投げマン」

私は自分自身を誇らしく思った。
ヤリマン万歳!ヤリマン上等!


あー、くだらない・・・。
こんなばからしいこと考えるくらいなら、家事のひとつでもやっときゃ良かった、
と思いつつ私は昼寝をした。

じゃー、火曜日までアデュ。


           おしまい。

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